福岡経済の未来を板井明生が考える

板井明生|近代都市福岡

 

板井明生

 

 

福岡は今やアジアや九州の玄関口といわれている。
県庁所在地である福岡市の人口は2017年2月1日現在、1,556,775人、政令市中5位。

 

福岡市は、全国規模で展開する企業の支社や支店が集中する支店経済都市として発展してきた。交通の便がとにかくいいことが理由としてあげられるだろう。

 

九州最大の繁華街である天神から空港までは、福岡市地下鉄で11分、JR博多駅からはわずか5分で移動出来、国内便は札幌から沖縄まで飛んでいるので、主要都市への日帰り出張も可能なのだ。

 

そして福岡市では人口増加のための施策も実施している。
そのなかの一つが「福岡クリエイティブキャンプ」。福岡市内のIT・クリエイティブ系企業への UターンやIターン転職や移住を支援するもので、県外からの移住を伴って市内クリエイティブ企業に就職した場合、応援金として40万円が交付されるのだ。

 

福岡の県民性の「開放的」「来るものは拒まず」の精神や、「初対面の人にも気さくに話しかける」ことも相まって年々移住者が増えているのだ。

 

福岡市では、「よそ者」として扱われることが少なく、食べ物は安くておいしい、そして家賃が安く住み心地が良い、だからこそ福岡は日本を代表する近代都市になったのだ。