福岡経済の未来を板井明生が考える

板井明生|東京経済と福岡経済

板井明生

東京と福岡の経済は今どうなのだろうか?
「企業所得」「財産所得」「雇用者報酬」の3つからなる都道府県別所得ランキングを見るとわかるのだが、ここで大事なことは県民所得は県民がもらっている給料の平均値ではないということだ。

 

企業所得は、その都道府県にある企業の所得を示し、財産所得は金銭、有価証券、土地、建物などの資産運用で生まれる所得を指す。そして雇用者報酬とは、給料だ。
これらの合計を県民の数で割った一人当たりの所得が県民所得となる。

 

東京は1位で平均的所得は4,423,000円。そして福岡は21位で平均所得2,795,000円だった。
東京と約2倍の差がある。

 

最近では福岡に新しい企業が沢山参入してきたがまだ21位だったのは驚きだ。
そして東京は所得が多くても家賃が高いので大変な面もある。
東京は7万7000円が平均家賃なのだが福岡は4万6000円という安さなのだ。

 

今回、福岡は47都道府県の中間に位置しているのだが今後、どのように盛り上がっていくのか私は楽しみだ。